> 頚椎症性脊髄症
種々の加齢変性(椎間板変性、黄色靭帯の肥厚、骨棘、不安定性、後弯変形等)により脊髄が圧迫され麻痺を生じた状態です。
当院では、以下のように個々の症例・病態に応じて適切な治療法を選択するようにしています。
1. 頚椎の前弯が保たれている症例
棘突起縦割式(黒川式)に準じた椎弓形成術(後方支持組織温存型)
2. 単椎間病変の症例
前方固定術
3. 不安定性や後弯変形を伴った症例
前方固定術または後方固定術+椎弓形成術
<一般的な経過>
手術前日 入院
手術日 手術(頚椎カラー装着 約1ヶ月)
術後3日〜 車イス開始
術後4日〜 歩行開始
術後10日 抜糸
術後14日 MRIにて確認後退院へ (早期退院希望の方は外来でMRI撮影)
※固定術の場合は頚椎カラーの種類を変更したり、固定期間を延長する場合があります。