> 椎体形成術 + 後側方固定術

<症例1> 椎体形成術(自家骨)+後側方固定術
 70代女性。自転車走行中、車と衝突し受傷、腰痛・左下肢痛・体動困難生じ救急車で他院受診しL1破裂骨折の診断で入院、当院へ紹介され転院し手術を行った。
 手術は、L1に自家骨による椎体形成術、及び椎弓切除術を行い、不安定性が強いため後側方固定術(T11-L3)を併用した。
 これにより、L1椎体は骨癒合し、術後1年にて内固定抜去を施行、術後4年(最終観察時)も安定し経過良好である。

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術前X線

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術前CT

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術前MRI

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術後X線

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術後CT

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術後MRI

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術後4年X線

<症例2> 椎体形成術(HA)+後側方固定術
 70代女性。約1年前に転倒し受傷、他院で3ヶ月入院加療行った後、老健施設に入りリハビリテーション行っていた。しかし4ヶ月前より背部痛・下肢痛のため歩行不能となり、ほぼ寝たきりの状態となった。初診時、脊椎の不安定性を自覚しており(前屈でどこまでも曲がる)車イス乗車も困難で、腹部の圧迫により満足に食事も取れない状態であった。第1, 2腰椎圧迫骨折・偽関節の診断で入院、高齢であり体重も少なく高リスクであったが家族の希望もあり手術を選択した。
 手術はL1, 2に人工骨(HA)で椎体形成を行い、T11-L4に後方椎体固定を追加した。リハビリテーション加療後退院し、現在、疼痛なく短い距離ならT字杖歩行が可能、食事も採れるようになり経過良好である。

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術前X線

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術前MRI

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術後X線

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術後3DCT

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術後MRI

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最終観察時X線

<症例3> 椎体形成術(BKP)+経皮的後側方固定術(PPS)
 80代女性。元々支持なし歩行であったが、施設内で転倒し腰痛出現、他院にてL2椎体骨折と診断、保存的に加療されたが腰痛の悪化、体動困難となり当院紹介、L2破裂骨折の診断で入院、手術を行った。
 手術は、L2に椎体形成術(BKP)を行い、不安定性が強いため後側方固定術(T12-L4 PPS)を併用した。
 これにより、L2椎体は骨癒合し歩行も可能となり経過良好である。

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術前CT

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術後MRI

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