> 硬膜内髄内腫瘍
<症例>
50代女性。半年前より両下肢の筋力低下を自覚、徐々に悪化し1ヶ月前に転倒し左大腿骨頚部骨折で当院入院、観血的整復固定術(CHS)を施行したが、下肢不全麻痺があるため精査したところ脊髄腫瘍(嚢腫)による麻痺と診断、手術を行った。当初、硬膜内髄外腫瘍を疑い切除を試みたが、実際には髄内腫瘍であり摘出不能のためS-S shuntを行った。術後、嚢腫の縮小・麻痺の改善を認め、術後2年半経過する現在も経過良好である。
<症例>
50代女性。半年前より両下肢の筋力低下を自覚、徐々に悪化し1ヶ月前に転倒し左大腿骨頚部骨折で当院入院、観血的整復固定術(CHS)を施行したが、下肢不全麻痺があるため精査したところ脊髄腫瘍(嚢腫)による麻痺と診断、手術を行った。当初、硬膜内髄外腫瘍を疑い切除を試みたが、実際には髄内腫瘍であり摘出不能のためS-S shuntを行った。術後、嚢腫の縮小・麻痺の改善を認め、術後2年半経過する現在も経過良好である。